クロス 壁紙 内装工事に悩む方へ
2018.02.07
皆さんクロス 壁紙の貼替えってどうやって行うかご存知でしょうか?
綺麗になった施工事例を見る機会はあっても、工事中ってなかなか
見ることがないですよね。
今日はそんな壁紙工事の裏側を見てみたいと思います。
ある現場の様子ですが、これは元々のクロスを捲って『裏紙』と呼ばれる紙が残った状態のお部屋の様子です。
実はこの裏紙、クロス工事の時に剥がしません。この上から基本的にクロスをはります。
比較的新しいマンションやお部屋だと綺麗に裏紙が残る可能性がございます。
築年数が経っているお部屋ですと捲った時に一緒に剥がれてしまう事があります。
大体は戸建てでもマンションでも多いケースが裏紙ごと捲れてしまう状態です。
これではそのまま新しいクロスを貼るわけには行きません。
じゃあそんな場合どうするの?
さらに費用掛けて何かするの?
この写真にもあるように壁に十字になった何かを塗っている様子が見えますでしょうか?
これが『パテ処理』なんですね。
要は新しいクロスを綺麗に貼るために出来るだけ裏紙が捲れた所とそうでない所の
壁面の凹凸を滑らかな状態にしようと下準備しているんです。
このパテで少々の裏紙捲れによるボコボコ事件を抑えてくれます。
ただこれで直るというわけではなく、あくまでも下地を出来るだけ綺麗にしてくれる工程なんです。
中には何十年も壁紙の貼替えなんてしてないという所は
石膏ボードごとボロボロになる事も十分あります。
物をぶつけたり、触った事すらないのに?
普段の生活では分からないのですが、触っていなかったとしても壁も経年劣化します。
湿気が壁の中で起きていて石膏ボードが濡れてフニャっとなっていたり、
それが知らない間に乾いてたなんてこともあります。
なので工事中に壁紙を剥がすと壁材が割れてる!湿気でカビが!なんてことも珍しくないんですね。
そうなると壁材を綺麗に貼り直してもらう必要がある場合もあります。
え~!と思ってしまいますが、お家の状態を良くするために発見出来たことでもありますね。
この写真なんかはパテ処理を手厚くされていますね。
間取り変更などでよくあるのがインターホンやスイッチ、コンセントなど移設する時に
電気屋さんが壁や天井に穴を開けて配線工事をします。
そして穴を開けた所を塞いでくれるのですが、そうなると継ぎ目が出来ますよね。
この継ぎ目も念入りにパテ処理します。
なので内装屋さんってあちこちの壁や天井のそれぞれの状態を見ながら仕上げていくので
結構大仕事なんですね。
なので「やっぱりここにもコンセントが欲しい!」や、
「やっぱり壁紙こっちにしたい」という急な追加・変更工事は
また壁に穴を開けないと!
「もうそこの壁紙貼っちゃったよ・・・(泣)」
という事になるので早めに伝えて上げて下さいね。
クロス屋さんの気持ちになったお話でした(*˘︶˘*).。.:*♡
西宮店 中西