Interview No.9
気力も体力もある60代はリフォームに絶好のタイミング。

- 家族構成
- ご夫婦
- リフォームのきっかけ
- ご夫婦でのお仕事の引退を機に
- リフォームの内容
- フルリフォーム
一戸建てからマンションに住み替えられたO様。ご夫妻のセカンドライフに向けて、どのようにしてストレスフリーな住まいとなったのかお聞きしました。
サンリフォームを知ったきっかけについて教えてください
- O様
- リフォームの依頼先が見つかる「ホームプロ」というサイトで調べました。条件欄に予算だけを入力すると、たくさんの建築会社がヒットしたんです。その中から、テレビCMで目にする大手のハウスメーカー、地元の工務店、マンションリフォームを専門とするサンリフォームさんの、それぞれタイプが異なる会社を意識して選び、3社に絞ってご相談することにしました。
各社に、どのような印象を持たれましたか?
- O様
- 大手のハウスメーカーは親切にしてくださったものの、予算的に合わないかな、と。提案も手描きでしたし。サンリフォームさんと地元の工務店は3Dパースを描いてくださって、とてもわかりやすかったです。ただ、地元の工務店さんはいつもとても忙しくされていて、明らかに人が足りない状態だと伝わってきました。
サンリフォームにご契約をいただいた理由、決め手となった点は何でしょうか?
- O様
- サンリフォームさんはマンションリフォームの専門会社ですので、工事中のご近所への配慮などもしっかりと行ってくださる印象がありました。工事中の騒音については、特に下の階の方にご迷惑がかからないか、とても心配でした。そういう面でも、サンリフォームさんだとスムーズにできると思いました。
また、ご提案いただいた3Dパースが私のイメージそのものでした。思わず「そう、これです!」と言ってしまったほど、イメージしていた通りの空間が描かれていた点も、依頼する決め手となりました。

“こんな感じにしたい”というイメージはありましたか?
- O様
- もともとこのマンションには結婚した当初に住んでいて、その後、職場兼住居の一戸建てに引っ越した経緯があります。
マンションの北側の部屋は個室として閉じた状態で、風もエアコンも届かない物置状態でカビが発生していました。この機に広々としたワンルームに変えて、使わない部屋を無くして、風が通る住まいにしたかったんです。
あと、リビングにベッドを置くこと。将来的にどちらかが介護が必要になったとしても、個室に閉じ込めるような寂しさのないオープンスタイルにしたくて。ホテルのスイートルームのような間取りが理想でした。


- インテリアは、以前の住まいと雰囲気を変えずにできれば…と。使う色を増やさず、木の色、ベージュ、白で統一し、プラスチックの物もなるべく置かないようにしたいと考えていました。


プランやデザインの中で重要視されたことやパーツは?
- 設計
- お打ち合わせの際に、所々で登場したのが「障子」でしたね。風や光を通すという点でも「障子」は絶好の建具で、今回のリフォームの鍵となる存在でした。


- O様
- あとは、見えない場所はつくらない間取りと収納です。どこに何がしまわれているのかがわかりやすく、掃除がしやすい家にしたい、という要望もありました。
- 設計
- 収納は一ヶ所にまとめることで、集中して管理できるように計画しています。お仏壇を置く仏間をつくり、季節の飾りを置くスペースを設けました。土間側の窓の高さをどうするかについては、密に打ち合わせましたね。飾りスペースの下は、法事で使う来客用のお座布団を収納できるようにしました。


担当者からの提案やアドバイスで、さすがだな!と感じた点はありますか?
- O様
- 設計さんのヒアリング力です。私たちのイメージを言葉からくみ取るのは本当に難しいと思うのですが、設計さんはしっかりとキャッチしてくださり、的確に形にして、わかりやすい絵にしてくださったんです。これはとても難しいことだと思います。
あと、和室を広げる提案をしてくださったことです。和室が広がることで、大きな座卓が置けるうえに、法事などで人が集まった際も快適です。もしも、和室を広げずにフローリング部分がもっと広くても、私たちには使いづらかったので設計さんのご提案を採用し、結果的にとても使いやすい間取りになりました。

リフォームを進める中で大変だったことはありますか?
- O様
- ご提案いただいた3Dパースを見ながら進めることができたので、わかりやすかったですよ。家具もウォールナットにしようと決めていたので、建具の色などもすぐに決めることができました。
- 設計
- 障子は、通常だと片面だけに障子紙を貼りますが、和室からもリビングからも見ることを考えると「両面組子」にした方が…という提案が浮かびました。ただ、これはコスト面でかなりのアップとなるため、どうしたら良いものか…と。ちょっと悩ましい問題がありました。
- O様
- 最初は「両面組子」をしない方向で考えていたのですが、お邪魔した友だちの家の障子が「両面組子」だったんです。実際に見ると、ご提案いただいた意味やその価値が理解でき、急ぎ出先から「まだ間に合いますか!」とお電話で依頼しました。


リフォーム後のお気に入りの場所は?暮らしは変わりましたか?
- O様
- リビングですね。以前から夫婦で公私ともに24時間ずっと一緒でしたし、リフォームをした今も、このリビングに一緒にいます。同じ空間で、それぞれが思い思いのことをして過ごしています。
- 設計
- お互いが別のことをしながらでも、同じ空間で過ごせるのは、仲がいい証拠ですね!

最後に、お住まいになってからの感想を教えてください。
- O様
- 以前住んでいた一戸建ては昭和41年に建築されたもので、親世代の物も祖父母世代の物も残っていて、巣立った子どもたちの物もある、本当に物が多い家でした。
部屋や収納がある分、どこに何をしまっているのかがわからない。箱を開けると「これ、何?」と。そんな管理できていない状態が嫌でした。片づけは時間も手間もかかり、本当に大変でしたね。
ですので、このマンションに戻ってきておこなったリフォームは、暮らしをダウンサイジングするには絶好のタイミングだったと思います。気力も体力もある60代だからこそできたと思っています。
リフォームを終えた今は物を増やさない暮らしを徹底しています。使う色や素材も吟味し、ルールを決めて選んでいます。扉を開けると、何がしまってあるのか一目でわかる収納にしていただいているので快適です。
