2023.06.02
フルリフォームにはいくらかかる?費用を抑える方法はある?
フルリフォーム(全面リフォーム)とは、水まわり4か所(キッチン・お風呂・洗面・トイレ)、床や壁紙といった内装、間取りの変更、戸建の場合は外装や屋根補修などを含んだ、大規模な改修のことです。
そのため費用も高額になりがちで、目安の金額はどの程度なのかと不安にと思われるのではないでしょうか。
そこで今回は、築年数ごとと場所ごとの目安費用や、リフォーム費用をおさえる方法をご紹介します。
築年数ごとのリフォーム費用
築年数5年以下
ほとんど劣化も見られない年数です。リフォーム会社の中には「新築リフォームは受けない」というところがあるので(弊社もそうです)もし新築だがリフォームしたいという場合は、数年住んでみて依頼するのも一つの手でしょう。
築年数10年
まだ内装はきれいなことが多く、水まわり機器も残せるところは残してリフォームすることで費用をおさえられます。
≪参考事例:1≫アーバンスタイルな装いの家
≪参考事例:2≫ほんのりグレーと、白タイルのナチュラルハウス
築年数15年
そろそろ水まわりを中心に経年劣化が気になってくる年数です。
水まわりは1か所ずつ工事するより、まとめて工事する方が施工費も節約できます。
費用目安:水まわり4か所を入れ替え 350~450万円程度
≪参考事例:3≫まっすぐ導線で、暮らしやすいお家
築年数20年
これくらいの年数が経つと、大規模なリフォーム工事(いわゆるフルリフォーム)をすることが多いです。内装や建具等も一新すれば、築年数を感じさせない仕上がりになるでしょう。また今の暮らしに合わせた間取りに変更することで、格段に暮らしやすくなるでしょう。
費用目安:間取り変更なし・水まわり4か所+内装+建具交換あり 450~600万円程度
≪参考事例:4≫シンプルの中にブルーが映える家
費用目安:間取りを一部変更・水まわり4か所入れ替え 500~800万円程度
≪参考事例:5≫心地よいLDKではぐくむ家族の暮らし
また戸建は外壁塗装・屋根補修も必要なことが多く、その場合:150万円~が追加で必要でしょう。
※弊社ではおこなっておりません
築年数30年
不動産業界では「築古」と呼ばれる年数です。水まわり機器や内装だけでなく、裏側の配管等の劣化が進んでいることもあるため、それらも一新(いわゆるスケルトンリフォーム)することで、長く安心して住めるようになるでしょう。
費用目安:スケルトンリフォーム 850~1200万円程度
≪参考事例:6≫生活動線を整えて毎日の家事を快適に
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↓↓こちら記事も、是非ご参考にご覧ください↓↓
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また戸建の場合、これに加えて外壁塗装・屋根補修や、耐震補強なども必要になる可能性があります。
※弊社ではおこなっておりません
場所ごとのリフォーム費用
場所別リフォームの参考になるコラムをご案内します。
◆キッチンをリフォームしたい
・システムキッチンの入れ替えのみ(移動なし)
・キッチンの位置を変更したい(移動あり)
◆和室をリフォームしたい
・和室をリビングに取り込みたい
・和室をウォークインクローゼットにしたい
◆玄関をリフォームしたい
・玄関を広くしたい、シューズクローゼットをつくりたい
◆お風呂をリフォームしたい
・スタッフの オススメするお風呂を知りたい
◆フローリングを貼り替えたい
・憧れの無垢フローリングにしたい
◆その他箇所について
・場所ごとのリフォーム費用目安をチェックしたい
リフォームの費用を抑えるには?
【個別で工事するより、まとめて工事する】
リフォーム費用は大きく分けて【材料費+施工費】になります。
施工費は職人さんの人件費ですので、1か所ずつ個別で工事するよりもまとめて工事したほうが施工費を節約できます。
また材料費(キッチン・トイレなどの設備機器や木材・内装材などの資材)も年々高くなる見込みです。
資金調達の問題などはあるでしょうが、「数年後にやるつもり」であれば、まとめて工事してしまった方が、総合的に見て費用を抑えられるでしょう。
【住宅ローン・リフォームローンを活用する】
リフォーム会社が提携しているローンの場合、金融機関の借入先が限定されてはいますが、非提携ローンよりも金利が優遇されている場合があります。
また、既に住宅ローンを組んでいる場合は、見直し・借り換えでおトクになる可能性が高いので、ぜひご相談ください。
【補助金制度や減税制度を活用する】
リフォームに関する優遇は、大きく分けて「補助金」と「税制優遇」の2つがあります。
「補助金」は工事費の一部を補助してくれるもので、国や地方公共団体などから交付されます。
対象となる工事や期間が細かく決められているので、合致した場合は積極的に利用しましょう!
また要件を満たせば、税金の優遇を受けることができます。対象になる税金の種類は「所得税」「固定資産税」など5種類。各減税制度が適用されるためには、対象リフォーム工事であることが大前提です。減税対象の工事は、「耐震」「バリアフリー」「省エネ」「同居対応」「長期優良住宅化」の5つ。
税率や他の税制優遇との併用の可否などが決められており、申請先や期限もそれぞれの制度によって異なりますので、工事前にリフォーム業者とよく確認しましょう。
フルリフォームの実例
実例を3つご紹介します。いずれも築年数25年前後・広さ70㎡前後と、マンションリフォームでご依頼いただくことが多い、ボリュームゾーンになります。
≪フルリフォーム実例:1≫
シンプル×アンティーク家具でお気に入りの空間に
・770万円
・築24年
・76㎡
・Before: 3LDK → After: 2LDK+S
≪フルリフォーム実例:2≫
6人家族が集うナチュラルヴィンテージハウス
・1,000万円
・築25年
・66㎡
・Before: 3LDK → After: 2LDK+S
≪フルリフォーム実例:3≫
おだやかな光とグリーンにつつまれて
・1,100万円
・築26年
・68 ㎡
・Before: 3LDK → After: 2LDK+S
まとめ
ここまで費用についてご紹介してきましたが、リフォームは、ひとりひとりにあった住まいをつくるオーダーメイドのようなもの。
使用する建材や設備のグレードによって、同じ規模のリフォームでも費用は上下します。各メーカーたいてい「価格普及帯」「中級価格帯」「高級価格帯」3つのグレードが設定されています。
また、工事前に解体して初めてわかることもあり、想定以上に劣化や腐敗が進んでいる場合は、その補修費用がかかる場合もあります。
全ての理想を叶えようとすると予算を大幅にオーバーしてしまうことも。まずは優先順位と予算感をプランナーと共有してから、詳細を決めていくのがいいでしょう。
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