2023.12.18
※終了しました※【補助金を活用してリフォーム】 子育てエコホーム支援事業《マンション》
国土交通省による、新築・リフォーム住宅の省エネ化推進を目的とする支援事業【子育てエコホーム支援事業キャンペーン】が始まりました。
「子育て」という名前がつきますが、リフォームの場合は家族構成・世代を問いません。
交付申請は、すべての工事が完了したうえで2024年12月31日までに済ませる必要があります。
国が定めた補助金申請額の予算上限に達した時点で、期限を待たずして受付が終了することもあり得ますので、「今年はリフォームしてみようかな」と考えている方は、早めに検討することをオススメします。
※追記※『子育てエコホーム支援事業』は2024年11月30日に交付申請および交付申請の予約受付が終了しました。
どんなリフォームが対象?
次の①~⑧のいずれかに該当する工事になります。
ただし、次の①~③のいずれかに該当するリフォーム工事を含んでいることが条件であるほか、1申請当たりの合計補助額が5万円以上であることが必要です。
なお、1戸あたりの補助上限金額は20万円~60万円となります。(世帯の属性などにより変動)
①【必須】窓・ドアの断熱改修
②【必須】外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③【必須】エコ住宅設備の設置
④子育て対応改修
⑤防災性向上改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入
ではここからは、マンションの場合に絞ってどんな工事が対象になるのかを詳しく解説していきましょう!
対象工事の詳細とは?
①【必須】窓・ドアの断熱改修
窓やドアから住まいを快適にするリフォームで、下の4種類が対象となっています。
■内窓設置
今ある窓の部屋側に取り付ける窓で、二重窓・二重サッシともいいます。
断熱効果のほか、結露軽減や防音にも効果的。工事もとても簡単で1日で完了します。マンションでもほとんど場合取り付けが可能です。
なお、既存の内窓を取り除き、新たに交換する場合も対象となります。
※施工イメージ:LIXIL製品「インプラス」
■外窓交換
■ガラス交換
■ドア交換
今ある窓やガラス、ドアを外して新しい窓に交換。マンションの場合、これらはすべて共用部分にあたるため管理組合への確認・相談が必要です。
②【必須】外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
外壁とは外気に面する壁、または屋根や天井、床に断熱工事をおこなうことです。
室内側に断熱材を施工することになるため、簡単にできる工事ではありませんが、断熱効果は高いためフルリフォームをする際に導入される方が多いです。
鉄筋であるマンションは快適なイメージがありますが、コンクリートの特性である「蓄熱」の影響で、冬は夜中に冷やされた冷熱を日中に室内に放出し、一方で夏は、昼間に灼熱の太陽に照らされて蓄積した熱を夜中にかけて室内に放出。意外と冬は寒さを、夏は暑さを感じやすいものです。
また、部屋がマンションのどの位置にあるのかにもよります。角部屋・最下階・最上階、または方角などによっては外気の影響を受けやすくなります。
さらに、マンションは気密性が高いことから熱の逃げ場がなく、とくに冬は結露に悩まされるお家も多いでしょう。
そんなお悩みを解決するには、「窓」「壁」「天井」「床」を断熱するのが最も効果的です。
③【必須】エコ住宅設備の設置
(1)太陽熱利用システム
(2)高断熱浴槽
(3)節水型トイレ
(4)節湯水栓
(5)高効率給湯機
(事務局の定めた基準を満たした商品を使用した工事のみ対象となります。)
④子育て対応改修
④以降は必須工事ではありません。1~3の工事と同じタイミングですれば合計補助額がUPして、よりお得になるというものです。
(i)家事負担の軽減に資する設備を設置する工事
例…
(1)掃除しやすいレンジフード
(2)ビルトイン自動調理対応コンロ
(3)ビルトイン食器洗機
(4)浴室乾燥機
(ii)防犯性の向上に資する開口部の改修工事
対象工事が外窓交換・ドア交換となるため、マンションでは共有部分にあたり施工が難しいでしょう。
(iii)生活騒音への配慮に資する開口部の改修工事
対象工事がガラス交換・外窓交換・内窓設置・ドア交換となり、そのうちマンションで施工可能なのは内窓設置(もしくは交換)となります。ほかは共有部分にあたり施工が難しいでしょう。
(iv)キッチンセットの交換を伴う対面化改修工事
※「掃除しやすいレンジフード」「ビルトイン自動調理対応コンロ」との重複申請はできません。「節湯水栓」「ビルトイン食器洗機」は申請可能です。
-設備-
以下①~④のすべてを有する
①キッチン用シンク(給排水設備と接続されていること)
②調理台
③コンロ (IH クッキングヒーター含む)
④調理室用の換気設備
-レイアウト-
①から③の少なくとも2つ以上の設備に正対して立った位置から、リビングまたはダイニングの過半を見渡すことができる。
⑤防災性向上改修
防災性向上とは、暴風雨などで屋根瓦等の飛来物の衝突に対しても安全性を有すると確認された合わせガラス、または複層ガラスの窓にすること。サイズによって一定の補助額が定められています。
⑥バリアフリー改修
バリアフリー改修は以下が対象工事となります。
・手すりの設置
・段差解消
・廊下幅等の拡張
・衝撃緩和畳の設置
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
商品例…
(1)シャープ 新プラズマクラスターエアコン『Airest(エアレスト)N-Pシリーズ』
(2)ダイキン 『うるさらX』
⑧リフォーム瑕疵保険への加入
以下のリフォーム瑕疵保険又は大規模修繕工事瑕疵保険への加入に対して、補助額を補助が出来ます。
『国土交通大臣が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が取り扱うリフォーム瑕疵保険及び大規模修繕工事瑕疵保険であること』
5万円補助額の工事ってどんなもの?
補助金を獲得するためには(1)~(3)のいずれかに該当するリフォーム工事を含んでいることが条件であるほか、1申請当たりの合計補助額が5万円以上であることが必要です。
ではマンションの場合、どんな工事を組み合わせれば5万円以上になるのでしょうか?
例:内窓リフォーム
・内窓設置 大2.8㎡以上
25,000円/ヵ所×2ヵ所=50,000円
※省エネ基準レベル
・内窓設置 小0.2~1.6㎡
17,000円
※省エネ基準レベル
合計補助額:67,000円
例:キッチンリフォーム
・節湯水栓(エコ住宅設備)
5,000円
・掃除しやすいレンジフード(子育て対応改修)
13,000円
・ビルトイン自動調理対応コンロ(子育て対応改修)
14,000円
・ビルトイン食器洗機(子育て対応改修)
21,000円
などまとめてリフォームしたら…。
合計補助額:53,000円
例:トイレリフォーム
・節水型トイレ(エコ住宅設備)
20,000円
・手すり(バリアフリー改修)
5,000円
・段差解消(バリアフリー改修)
7,000円
・廊下幅等の拡張(バリアフリー改修)
28,000円
などまとめてリフォームしたら…。
合計補助額 60,000円
例:浴室リフォーム
・節湯水栓(エコ住宅設備)
5,000円
・高断熱浴槽(エコ住宅設備)
30,000円
・浴室乾燥機(子育て対応改修)
23,000円
・手すりの設置(バリアフリー改修)
5,000円
・廊下幅等の拡張(バリアフリー改修)
28,000円
・段差解消(バリアフリー改修)
7,000円
などまとめてリフォームしたら…。
合計補助額 98,000円
このように、水まわりを1か所まるっとリフォームすると、たいていの場合補助額5万円以上になりますので、ぜひ活用したい制度ですね!
サンリフォームは【住宅省エネキャンペーン2024】の登録事業者です。
【住宅省エネキャンペーン2024】には『子育てエコホーム支援事業』の他にも『先進的窓リノベ2024事業』『給湯省エネ2024事業』『賃貸集合給湯省エネ2024事業』があります。リフォームの内容に合わせて、それぞれの補助事業に申請する事が出来ます。
リフォーム工事が全て完了した後での申請となりますので、補助金を使ったリフォームをお考えの方はお早めにご相談ください。
また、国が定めた補助金申請額の予算上限に達した時点で、期限を待たずして受付が終了することもあり得ます。実際、以前に実施された「こどもみらい住宅支援事業」は終了日前に上限に達し、前倒しで終了した実績もありますので、少しでもお考えの方はお早めにご相談ください。
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