二つ並んだお家をそれぞれの目的に合った空間に

2つのコンパクトなお家を、キッチンがある「LDK側」、お風呂や寝室がある「居室側」と分け、ベランダを行き来し家族で使用という、興味がかき立てられるお家です。

それぞれのお家にはもともとダイニング・和室・洋室とありましたが、ご友人が集まる機会が多いので「LDK側」のお家は壁を全て取り払い広いLDKにしました。キッチン横のアーチの入口は洗面室に繋がり、その奥には収納たっぷりのパントリーが配置されています。

建具や床などの内装は、2つのお家で雰囲気を変えています。
「LDK側」のお家は、LDKの広さを感じられる様に床材を統一し、フローリングではなく水に強くメンテナンスのしやすいフロアタイルを選択しました。

「居室側」はご夫婦の寝室とお子様の寝室に使用。洗面、トイレ、お風呂など、LDK側間に比べると仕切り壁や建具が多くなってしまうので、建具はなるべく木目の白にして圧迫感が出ないようにしました。また引き戸を多く採用し、コンパクトな間取りの中で空間を最大限に有効活用しています。

もともとお使いの白いタンスがあり、リフォーム後もそのタンスをご使用できるように、ご夫婦の寝室にタンスがピッタリ入るクローゼットを造作。

廊下の奥には洗濯機スペース。当初は扉をつける予定でしたが普段は使いやすいように開けておくことが多いため、来客があったときのみ閉めるようにロールカーテンをつけました。

「居室側」の玄関は、ご主人のゴルフバックやスーツケースなどを帰宅してそのまま玄関で収納出来るように、土間部分を拡張しました。

2つ並んだお家を行き来する冒険的なお家。その中は来客時に便利な工夫が盛り込まれ、ホワイトの柔らかな雰囲気に包まれた空間が広がっていました。